緑内障

緑内障とは

緑内障は、眼球内の圧力が高くなることにより、視神経が損傷し、視野が失われる病気です。症状が現れる前には、通常の目の検査で発見することができます。緑内障は、進行すると失明の原因になるため、早期発見と治療が重要です。

緑内障の原因

緑内障の原因は、通常、眼球内の液体である房水の排出が阻害され、眼球内の圧力が上がることによって引き起こされます。この圧力によって視神経が損傷し、視野が失われます。一般的に、緑内障の原因は不明ですが、高血圧、糖尿病、近視、家族歴など、いくつかのリスク要因が知られています。

緑内障の症状

緑内障の初期段階では、症状が現れないことがあります。そのため、定期的な眼科検査が重要です。症状が現れる場合は、視野の狭窄や視力の低下、目の痛みや頭痛などがあります。

緑内障の治療

緑内障の治療には、薬物療法、手術療法、レーザー治療があります。最も一般的な治療法は、眼圧を下げるために使用される目薬です。目薬には、β遮断剤、プロスタグランジン関連薬、炭酸脱水酵素阻害剤などがあります。また、手術療法には、眼球内圧を下げるために使用される各種手術があります。

最後に

緑内障は、早期に発見され、治療が開始されることで進行を遅らせ、視力を維持することができます。眼科医の定期的な検診を受けることが重要であり、特に高齢者や家族歴がある人は定期的な検査を受けることをお勧めします。また、生活習慣の改善も緑内障の予防に役立ちます。例えば、運動不足、肥満、高血圧、糖尿病などの疾患がある場合は、それらをコントロールすることが大切です。

緑内障の治療には時間がかかることがあります。治療が始まった後も、目の圧力の変化を定期的に検査する必要があります。また、治療が必要な場合でも、治療が完全に成功するとは限りません。緑内障によって失われた視野を回復することはできないため、早期発見と治療が非常に重要です。

緑内障に関する情報を得るには、専門の医師に相談することをお勧めします。また、国内外の緑内障患者団体やウェブサイトからも情報を得ることができます。自分自身の健康に対する責任を持ち、適切な情報と治療を受けることで、緑内障を予防し、健康な目を維持することができます。


北海道旭川市のいずみ眼科では、3人の眼科専門医が在籍しており、高眼圧症や緑内障の診断・治療の経験が豊富です。わからないことがございましたら、何でも遠慮せずにご相談することをお勧めいたします。

執筆者の画像

著者名 泉 直宏

日本眼科学会専門医

ICL(眼内コンタクトレンズ)認定医

医師紹介ページはこちら 来院予約はこちら

TOP