巨大乳頭結膜炎

巨大乳頭結膜炎とは

巨大乳頭結膜炎とは、眼の表面にある粘膜部分の乳頭が腫れ上がってしまい、痛みやかゆみ、充血、涙目などの症状が現れる疾患です。乳頭は、目の表面に存在する膨らみで、一般的には目の表面が滑らかな状態を維持するために役立っています。

巨大乳頭結膜炎の原因

この疾患は、ウイルスや細菌によって引き起こされることがありますが、一般的にはアレルギーやドライアイなどの炎症が原因となって発症します。また、巨大乳頭結膜炎は、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患を持っている人によく見られる症状の一つでもあります。

巨大乳頭結膜炎の治療

症状が重い場合は、炎症を抑える目薬や抗アレルギー薬、免疫抑制剤、ステロイド剤などの点眼治療が行われることがあります。また、ドライアイが原因の場合は、人工涙液の使用や加湿器の設置などが有効です。

予防については、アレルギーやドライアイの対策が重要です。花粉症の場合は、マスクの着用や室内での過ごし方などが有効です。また、コンタクトレンズを使用する場合は、適切な管理と清潔な取り扱いが必要です。

最後に

巨大乳頭結膜炎は早期発見・早期治療が大切です。症状が続く場合や、強い痛みやかゆみがある場合は、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

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著者名 泉 直宏

日本眼科学会専門医

ICL(眼内コンタクトレンズ)認定医

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