地域密着の眼科クリニックで一緒に働くドクター仲間を募集しています!  〜院長からのメッセージ 2020/12/29更新〜 このページをご覧いただきありがとうございます。いずみ眼科院長の泉直宏と申します。当院は2015年に旭川市末広の地で開院しました。当初から地域密着を重視し、確かな医療を誠実に行うことを理念として歩みを進め、2021年で7年目を迎えます。お陰様で地域の数多くの患者さんに支えられるようになりました。患者さんの増加に伴い、当院で働くスタッフも次第に増え現在24人体制のチームとなりました。患者さんのために何が最善なのかを考え、院長が逐一指示を出さなくても自律的に行動できるスタッフは当院の自慢の一つです。 医療はチームワークです。どんなに医師が優れていてどんなに素晴らしい技術を持っていても、それを円滑に発揮できる環境がなければよい医療はできません。この6年間で当院はとても柔軟で働きやすい組織に成長したと自負しています。 来院する患者さんが増えてきたことは大変ありがたいことなのですが、逆にそのことは待ち時間の増加や、一人ひとりの患者さんを丁寧に診ることを難しくすることにつながり、院長の現在の苦悩となっています。来ていただける患者全員に当院が誇る医療及びサービスを提供したいのですが、やはり医師一人ができる診療には限界があります。当院では医師から各スタッフへの権限移譲は他所のクリニックにないレベルで進めているのですが、それでも限界に直面してきています。 当院では私が常勤、もう1名非常勤医師の計2名で診療しています。私は総合病院のようにクリニックも医師がグループで助け合って診療することが、結果として患者さんの利益につながると考えています。眼科の医師、特に手術を数多く執刀する医師は職人的なところがあるので、自分がやった方がクオリティが高く、早いと考えがちで、私も元々そのような考えを持っていたこともありましたが、数多くの患者さんを診察する中で、患者さんのニーズはどこにあるのかを突き詰める中で、考え方が変わりました。 複数医師で診ていった方が先入観がないため、見落としが減ります。また医師も人間、患者さんも人間ですから、やはり相性があり、複数医師の方が選択肢が増えます。さらに手術はどんなに上手にこなしたとしても一人で執刀できる手術の件数には限界があります。その限界に近づくほど、かえって今まで固執していたクオリティも保てない。複数医師間で患者情報を共有し、時にはカンファレンスをすることは医療の質を高め、患者さんの利益及び医師の成長につながります。また医師の専門領域が異なればそれだけ提供できる診療が重厚なものになります。 当院が目指すところは院長に依存しないクリニックです。院長に依存すればするほど、院長の力がいずれ衰えていくとともにクリニックも衰退します。当院は私のものではなく、スタッフや地域の皆さんのためのものであります。スタッフが長く働けるよう、100年後も存続しなければなりません。そのためには医師もチームワークが求められます。 * 医師の勤務動機には様々なものがあると思います。責任に見合う収入は当然のこと、医師としての働きがいを求める方、専門領域を生かして専門性を発揮したいという方もいれば、ジェネラリストとして一般的な外来診療をストレスなく行いたい、サージャンとして経験を積みたい、様々な動機があろうかと思います。すなわち多様性があっていいのだと思います。その多様な医師が、それぞれ持てる力を発揮できる診療環境を提供することが私の理事長としての仕事でもあります。 眼科の先生の場合、将来像としては、自分でクリニックを開業する、総合病院または眼科クリニックで定年まで勤め上げる、大学病院にてキャリアを積む、の3つだと思います。どれも素晴らしい選択肢です。当院では眼科クリニックで定年まで勤め上げたい先生を募集することにはなりますが、自分でクリニックを開業したいという先生も歓迎です。というのは私自身今思えば総合病院勤務からまっすぐ開業するのではなく、3年程度個人クリニックに勤めて、先だってリーダーシップ、人事労務、経理、レセプト、診察室以外の業務などを勉強しておけば、私が開院してすぐの頃の失敗が減らせたのではないかと思うのです。ですから、将来開業したいがノウハウを知りたいという動機の先生も歓迎です。ここ数年レベルでも開業を取りまく環境は激変しています。特に人材の採用・育成がクリニックを決めるといっても過言ではなく、先生がどんなにモチベーションが高くてもそもそもスタッフが集まらないということも現実には起こってきています(これは総合病院に勤めている先生はほとんどわからないと思います)。何となく開業してもそんなはずではなかったという現実に直面することになります。開業するにしても何を目指すのかが非常に重要なのです。よいより組織を作りたいと望み、組織のトップとして人を動かすには、人間力すなわち「徳」が必要となってきます。 当院が総合病院に負けないところは意思決定のスピードです。組織は大きくなればなるほどトップの決断力がない限り、意思決定のスピードは落ちます。当院は24人という規模ですのでその点大きすぎず小さすぎずちょうどよい規模といえます。幸い性善説で運営できていることも、とても重要です。またフラットな組織形態を維持し、各部署に権限の委譲をどんどん進めています。医師にとってはやりたいことがスピーディーにできるのは当院の大きな特徴といえます。 また最近ではどの業種でも働きやすさが求められ、休暇がとりやすいこと、スタッフとのコミュニケーションが良好で院内の風通しが良いこと、医師がしなければならない仕事に専念できることが特に重要であり、当院でもそのような仕組みを多数取り入れています。 以下にメリット、デメリットを挙げます。 ・メリット 比較的近郊から多種多様な疾患の患者が数多く来院されますので、医師としてのスキルは維持できます。 クリニック内で対応困難な疾患は市内総合病院との連携がスムーズですのでストレスを抱えることはあまりありません。 初診率は約20%弱ですので、新しい患者が比較的多く訪れます。 最新の医療機器を揃えるべく努力しています。 特に白内障(NS grade5やPEもかなりいらっしゃいます。サージャン先生にはやりがいあります。もちろん院長に投げてもいいです...)、緑内障の患者さんが非常に多いです。 白内障手術に関してはもし私に一日の長があるならば、丁寧に指導いたします。 北海道内では少ないICL手術をやっています(これは執刀ライセンス制なので、当面は院長が執刀します)。 涙道疾患が数多く紹介されてきます。涙管チューブ挿入はたいていはSGIでやっています。症例は週2〜3例程度、現在待ち期間3か月以上と長くなっています。涙道内視鏡、鼻内視鏡をやりたい先生で、もし私に一日の長があるならば、丁寧に指導いたします。 炭酸ガスレーザーありますので、眼瞼手術のみならず、一部の美容皮膚手術も可能です。 難しい疾患に対しては複数医師体制を取っていますので、カンファレンスなどを通して情報を共有できます。 院長はクリニック経営の全国セミナーに多数参加している他、クリニック経営コンサルティングによる指導も受けており、人事労務、マーケティング、マネジメント、トップとしての人間学などを一緒に勉強することができます。特に将来開業を目指す先生の場合は非常に有用です。 外来診療は専属のシュライバーがつき、薬の処方、検査のオーダー、病名入力などをすべてやってくれます。ほぼコンピューターに触れることなく眼科診療のみに専念できます。 院内文庫があり、大量の医学書、専門書、医学雑誌の蔵書があります。一般図書やビジネス書、経営学など多種多様な本があり、貸出可能です。 院内に簡易ジムが設置されており、筋トレマシンが揃っています。 待合室にグランドピアノがあり、勤務時間外に趣味として練習も可能です。 待ち時間表示システムや自動受付機など院内開発の独自のシステムが稼働しており、どの部署も仕事の効率化に非常に力を入れています。 院内のシステムやコンピューターに関しては院長も詳しいですが、当院専属のシステムエンジニア兼プログラマーが在籍しています。 診療に関しては医師一人ひとりの個性を生かす長所を伸ばす方針としています。よほどのことがなければ診療に関して院長の干渉はありません(笑)。 手術執刀の有無、診療能力の程度にもよりますが、同地域の相場よりも高収入が望めます。 福利厚生が極めて充実しています。 当直はありません。 時間外は極めて少ないです。 ほとんどの書類作成は医療事務が対応してくれます。 学会への参加は柔軟に対応します。その代わり院長も時々出席させてください(笑)。 ・デメリット 多様な患者さんが来院されますが、硝子体手術適応(前膜、MH、出血がほとんど)の患者さんはおおよそ月4-5人ですので、バリバリのビトサージャンには物足りません。 Common Diseaseが中心ですので、珍しい疾患、難治症例を経験したいという医師特有の知的好奇心は満たされないかもしれません。 所見の記載のみ紙カルテ運用です(私はメリットと思っていますが...)。 全身麻酔の手術はできません。 入院管理ができません。手術はすべて日帰りで対応しなければなりません。 総合病院と比べると全身の緊急時の対応に限りがありますので、現在蛍光眼底造影検査は施行していません。 ぶどう膜炎の原因精査や、画像検索が必要な眼窩疾患、脳疾患の疑いなどはただちに総合病院に紹介となりますので、それ以上診れません。 専門医の取得に必要な認定施設ではありません。 * 当院はまだまだ若い発展途上のクリニックですが、スタッフ全員が輝いて、患者さんのために心を込めて働く希望に待ちあふれたクリニックです。そのような環境で一緒に働くドクター仲間を募集しています。このように裾野の広いクリニックですので、専門医を既に取得されたベテランの医師から、スキルアップに励みたい若手の医師まで様々なニーズにお応えできると思います。一つだけ、患者さんや同僚スタッフへのやさしい気持ちがない先生はご遠慮ください。 出身医局、経験は問いません。現在当院では3人目のドクターを求めています。現在病院勤務中の先生であれば現職場の退職時期や、医局に所属している場合は退局時期によって勤務開始時期が決まると思います。常勤の場合は先着1名のみとなりますので、就職希望の先生が同時期に重なった場合は、ご要望にお応えできない可能性もあります。これは開業後スタッフの採用をしていくことでわかるのですが、人事採用は本人の能力をもちろんみますが、応募の少ない職種の場合、タイミングで決まってしまうことが多々あります。まずは気楽に院長(naohiro@izumiganka.jp)、当院事務長(taketoshi@izumiganka.jp)までご相談ください。医師の性格や個性やキャリアをふまえて、何が本人の未来にとってベストなのかを一緒に考えたいと思いますので、強引に勧誘することはありません。もちろん秘密は厳守します。コロナ禍の中ではありますが、医師一人のキャリアを決める話ですので、見学や面談は随時受け付けております。 仕事もプライベートも充実でき、生きがいや希望を持てる環境で、一緒に働いてみませんか? * クリニック経営に関する講演・表彰 2020.12 船井総合研究所 眼科分科会 年間MVP受賞 2020.1 日本眼科手術学会 モーニングセミナー講演 (東京) 「過疎化地方都市の新米開業医による「仕組み」クリニック運営術」 2019.7 第6回開業医有志の会講演 (札幌) 「当院における増患対策 〜医師と経営者の間の葛藤〜」 2018.12 船井総合研究所 眼科白内障手術増加対策セミナー講演 (東京) 「無理せず安定して月50件の白内障手術を実施する方法」